空を見上げる楽しみ

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私事ですが

先週末母の一周忌をすませました

モヤモヤ病と診断を受けた二十数年前

精神科を渡り歩き

統合失調症と診断され

入退院を繰り返し

面会に行く度に欲しいものを伝えてくれる

お寿司が一番多かったかな

面会の時間が終わり病院を出ようとすると

「ひとでなし!」と

病院内に響き渡る声で

私にスリッパを投げつけていた

母も不安でさびしかったのでしょう

病院からの帰り

私は、病院へ母を置いて帰る自分を責め

力のなさを感じ

いつも泣き崩れる時間を過ごしていました

高齢になり、体力も低下し状態も安定しているとのことで

介護施設への入居が可能と判断されました

当時、父親も同じタイミングに脳梗塞で倒れ

本人の意思確認のもと延命治療を行いました

夫婦二人で生活ができる介護施設を

探してあげたいと

介護関係の仕事をしていた私は関係施設をあたりました

ようやく、ご縁がつながり

人工呼吸器を装着した父と

時に病院から大脱走をはかる母の

穏やかな夫婦の時間を過ごしてもらえる場所が

見つかり

両親は医療的ケアを受けながら

介護施設で一年ほど

夫婦の時間を過ごせたでしょうか

7年前

父は「おやすみ」と母へ

合図を送ったまま

永い眠りについたと母から聞きました

その後、母は介護施設の職員さんと

父の話をして、泣いたり笑ったり

時間を過ごしていました

昨年の1月

乳がんと診断され

病院への受診

状態に合わせた治療を検討した結果

治療は行わず

「そのひとらしさ」を尊重し

施設でケアを受けていました

昨年7月6日七夕の前日早朝

歌が好きだった母

ステレオから流れる歌謡曲の中

家族に見守られ

永い眠りにつきました

父も母も

命をまっとうする意味を

教えてくれているような両親でした

二十数年の間

両親の療養や介護と向き合ってきたことが

幸いしたのでしょうか

後悔はなく

今後は私たちの行ったことのない世界で

充実してもらえると嬉しい

と思う気持ちです

今はどんな世界で過ごしているのだろう

2人が一緒に夢にでてくることもあるのですよね

 

七夕の日に

空を見上げる事が楽しみです

 

長くなってしまいましたね

ブログを読んでいただきありがとうございました

星

空を見上げる楽しみ

くれたけ心理相談室 名古屋本部・知多支部

田中絵里

 

 

 

 

 

 

 

心地よい日々を

田中絵里
田中絵里公認心理師 福祉医療系専門学校講師・ケアマネに従事
いつもかわらず在る場所より幸せを願っております。

空を見上げる楽しみ” に対して2件のコメントがあります。

  1. 櫻井聡 より:

    空を見上げる余裕が欲しいですね…
    今年は花火大会も中止になりそうですから
    星に願いを

    1. くれたけ心理相談室 田中絵里 田中絵里 より:

      お言葉いただきありがとうございます。
      空はいつも見守ってくれる存在ですね。
      私も、、、星に願いを

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