どう在るべきかより「どのように在りたいか」を大切に

こころの話

人と関わり人生を歩む中

幾度となく、似たような課題に向き合わなければならないタイミングがある。
何故なのか?

乗り越えられなかったことが、新たに違う形として再チャレンジの機会に巡り合わせてくれているのかもしれないと感じることがあります。

乗り越えるとか、変わらなくてはという前に、「気づく」ということが始まりだと思うのです。

「気づく」ことから、意識が始まり、行動へ変化を促してくれるものです。

幾度となく、気付かせてくれているタイミングに全く気付こうとせず、頑なに自身が正解である、又は相手を責める、大切な人の気持ちや言動をないがしろにしてしまうことは、本意なのでしょうか。

上手に関係を修復したり、バランスの良い関係性を求めながらも、行動や発言はその「意」に添っているのでしょうか。

まずは、自分自身の発言や行動がどのように行われているのかを知ることからなのかもしれません。

そして、わたしたちは「どう在るべきか」のべきに惑わされやすい性質があります。

例えば、あなたが言ったから、あなたが望んだから、あなたのいうとうりに、あなたのせいで、と自身にも選択肢があったはずであるのにもかかわらず、相手を攻撃してしまうのです。

攻撃した後の気持ちは、すっきりしているのかと思えば、一方的に発言しただけで、関係性は変わらなかったり、結果としては、理解してもらえなかった孤独感と不安が募ることがあるのです。

ご自身が「どのように在りたいか」を大切にすることで、ご自身と相手の「尊厳」を保ちながら話し合いや、健康的な関係性の維持に繋がることがあるのです。

あなたが在りたい姿を、思い出してみてくださいね。
サポートが必要な際は、お声掛けくださいませ。

くれたけ心理相談室 田中絵里

心地よい日々を

田中絵里
田中絵里公認心理師 福祉医療系専門学校講師・ケアマネに従事
いつもかわらず在る場所より幸せを願っております。

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